【卵巣嚢腫】腹腔鏡下手術の体験談!手術前日の処置と当日の流れ

婦人科系の病気
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ひつじ
ひつじ

手術の前日って

どんな処置があるの?

 

全身麻酔って痛い?

 

手術当日の流れを知りたい

女性のみなさんは、婦人科検診を受けられたことはありますか?

婦人科検診を受けることは子宮頸がん・子宮体がん・卵巣嚢腫といった見過ごしてしまいがちな病気を見つけることができるんです。

私もその1人でたまたま行った子宮頸がん検診で左の卵巣に嚢腫があることが発覚し、この結果を聞いた時「卵巣嚢腫って何?」ととても不安に思いました。

卵巣嚢腫が発覚してその数ヶ月後、嚢腫を摘出するために腹腔鏡下手術をすることになったのです。

ここからは卵巣嚢腫の手術前日に受けた処置と当日の流れについて、私の体験談を踏まえながら紹介していきます。

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子宮頸がん検診で卵巣嚢腫がで見つかる

私が卵巣嚢腫に気づいたのは県が配布しているがん検診のチケットを使って受けた子宮頸がん検診の時だったのですが、内診で見た時左側の卵巣の近くに直径6cmの水風船のような嚢腫ができているのが分かりました。

素人の私でも見て分かるくらい黒い大きな丸の形をしたものが映っていて、画像を見た先生の「これはもしかすると」という言葉で「私病気なの?」と不安に思ったのを覚えています。

内診が終わり診察室で卵巣の画像を見ながら先生と話していると「1ヶ月後の生理が終わってからまた来てください。もし小さくなっていなかったら手術を考えましょう」と言われ、私は急に手術という単語が出てきてパニックになりました。

日常生活で違和感を感じることもなく生理も毎月来ていて問題ないと思っていたので、卵巣嚢腫と言われて頭が真っ白になったのです。

1ヶ月後再度婦人科に行って卵巣嚢腫が小さくなっているか確認したのですが、嚢腫の大きさは前と変わらず6cmだったので先生と相談をして腹腔鏡下手術で卵巣嚢腫を摘出することが決まりました。

医師によると3cmであれば経過観察で良いとのことだったのですが私はその倍の6cmあり、また6cmを超えると卵巣の根本から嚢腫がねじれて強烈な痛みが出る場合があると言われたため手術することを決意したのです。

手術日は初診から半年後に決まり入院期間は1週間になると聞かされ、手術可能な健康状態か調べるために血液検査やMRI・胸部CT・呼吸機能検査等を行いました。

特に異常が見られなかったので予定通り手術をすることが決まり「次病院に来る時は手術する時だ」と、少しずつ実感が湧いてきて毎日不安で押しつぶされそうでした。

卵巣嚢腫手術前日の処置と当日の流れについて

卵巣嚢腫を手術するにあたって浣腸や点滴・着替えといった処置を行う必要があるのですが具体的にどのようなことをしていくのでしょうか?

ここからは手術前日に行った処置と当日の流れについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

卵巣嚢腫の手術:入院1日目(手術前日)

病院に着いたら受付で入院の手続きをすまし、その後看護師さんに病室を案内され荷物の整理を始めました。

看護師さんに「売店でお水とナプキンを買っておいてください」と言われたので、術後動けないことを想定してペットボトルの水3本・夜用ナプキンを4枚と多めに買っておくことにしたのです。                                            

午後2時から下剤をコップ一杯飲んだのですが、その1時間後お腹がゴロゴロと鳴り始めトイレに何回も行きました。

痛みはそこまで強くなかったので苦しくはなかったです。

下剤は甘いような苦いような不思議な味で、思っていた程そこまで飲みにくい感じはしませんでした。

午後4時になったら手術前の処置を受けることになり、看護師さんが陰毛のところにジェルを塗りバリカンで剃り始めました。

処置自体は5~8分ぐらいだったのですが看護師さんがずっと話しかけてくださったので、恐怖心を感じることなくあっという間に終わることができたのです。

この日の夕食は、ご飯・味噌汁・おかずもあるボリューム満点の夕食でした。

卵巣嚢腫の手術:入院2日目(手術当日)

卵巣嚢腫手術日の朝は9時にパジャマから手術着に着替えるように言われ、また血栓予防と手術中の血液循環の問題を防ぐ為に病院から着圧ソックスも履くように指示を受けました。

10時になったら浣腸をしに看護師さんが病室に来られ処置をした後「3分我慢してくださいね」と言われたのですが、お腹の痛みが強すぎて我慢できず30秒でトイレに行ってしまったのです。                                 

事情を説明した後看護師さんが全部出たかどうか確認しに来て「大丈夫ですね。浣腸はこれで終わりです」となんとかOKをもらうことができました。

浣腸が終わったら次は点滴液や麻酔薬を入れるために点滴針をつけることになり、私は利き手が右手で箸やコップを持てなくなったら困ると思ったため、左腕に取り付けてもらうようにお願いをしました。

その後は手術時間の13時半がくるまで家族と話したりTVを観たりとベッドでゆっくり過ごし、手術開始の10分前に看護師さんが病室に来られ一緒に手術室に歩いていきました。

麻酔科医に生年月日と名前を伝えた後すぐ手術台の上に横になり「今から麻酔を入れます」と言われ5秒もたたないうちにパッと意識がなくなったそうです。

麻酔を入れた時の痛みは一切なく気付いた時には病室に戻っていて「終わりましたよ」の声で目が覚めたのですが、麻酔がまだ少し効いていたこともありこの状態で夜22時まで眠っていました。

卵巣嚢腫の手術:術後(当日の夜)

夜22時から看護師さんが1時間ごとに、点滴の状況や体調に変化がないか見に来てくれました。

目が覚めて眠れなかったのでTVをつけて深夜2時まで観たのですが、手術してすぐなのにTVを見る元気があることにビックリしました。

私は目が覚めてから家族にメールで無事に手術が終わったこと、付き添いで病院まで来てくれたことへの感謝の気持ちを伝えました。

手術が終わった時家族も病室いたので既に知ってはいたのですが、自分の言葉で無事に手術が終わったことを言いたかったのです。

この時はまだ傷の痛みは感じませんでしたが手術中に挿入した尿管が繋がっていたので少し違和感があり、麻酔の影響なのか足を動かそうとしても微動だにしませんでした。

私が手術をお願いした病院はフランクな看護師さんが多く「大丈夫だからね。何かあったらすぐ呼んでね」と常に優しく声をかけてくれたので、リラックスした状態で手術に臨むことができました。

卵巣嚢腫:手術前日の処置と当日の流れについてのまとめ

私はたまたま受けた子宮頸がん検診で卵巣嚢腫を見つけることができましたが、日常生活を送る上で特に症状も支障もなかったので、嚢腫が知らない間にできていたことを考えるとすごく怖くなりました。

卵巣嚢腫は珍しいものではなく女性なら誰がなってもおかしくない病気の一つです。

今回私は腹腔鏡下手術という選択をしましたが、卵巣嚢腫の大きさによっては経過観察をしたり投薬で治療をしたりと色々な方法があります。

まだ一度も婦人科検診をしたことがないという方、何年も受けていないという方は、ぜひこの機会に検診を受けてみてはいかがでしょうか?

検診に対して不安や恐怖心をお持ちの方は、まず婦人科に行って先生からお話を聞いてみると少し安心することができるかもしれません。

卵巣嚢腫手術後の痛み、卵巣嚢腫の中身についてはこちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。

 

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