SIBO、IBSって何?
何をしたら良くなるの?
検査しても異常が無いのに胃腸が張って苦しい
みなさんの中に検査しても異常がないのに胃腸の張り、頭痛、めまい、便秘といった症状が長期的に続いている方はいませんか?
もしかするとその原因はSIBO(小腸内細菌異常増殖)とIBS(過敏性腸症候群)が関係しているかもしれません。
ここからは、SIBOとIBSの関係と実際に取り組んでいる改善方法について紹介していきます。
SIBO(小腸内細菌異常増殖)とIBS(過敏性腸症候群)について
SIBOとIBSになると全身にあらゆる症状が引き起こされます。
ここからはSIBOとIBSについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
SIBO(小腸内細菌異常増殖)とは
SIBOとは別名小腸内細菌異常増殖と言い、字の通り腸内にいる細菌が異常増殖している状態のことを言います。
主に自律神経の乱れやストレスが大きく関係していると言われているのですが、下記のようなことも原因の一つではないかと考えられています。
- 食生活の乱れ(カフェイン、アルコール、炭水化物の摂りすぎ)
- 胃酸不足
- 子宮内膜症
- 逆流性食道炎
- 消化管疾患
SIBOになると常に胃腸が張って苦しく食べられなかったり頭痛、めまい、慢性的な疲労感、吐き気、腹痛、便秘などの様々な不調が起こるようになり、この状態が続くと栄養失調やリッキーガット症候群になる確率が高くなってしまいます。
下記でSIBOの疑いがあるか簡単にチェックすることができますよ。
発酵食品や乳製品、小麦製品を摂ると胃腸が張って苦しいという方はいませんか?
もしこのような症状が思い当たる方はSIBOを疑ってみてもよいかもしれません。
IBS(過敏性腸症候群)とは
IBSとは別名過敏性腸症候群と呼ばれ、病院で検査して異常が無いのにもかかわらず長期的に満腹感や便秘、下痢などを繰り返す消化機能障害のことを言います。
満腹感や便秘以外にも、下記のような症状が出ることも分かっているのです。
- 胃もたれ
- 吐き気
- 腹痛
- ガス溜まり
- 頭痛
IBSの原因は未だにはっきりとは解明されていませんが、細菌やウイルスによって腸に炎症が起き回復した後IBSになりやすいことが分かっているのです。
IBSの人の中にはSIBOも合併している場合が約80%あると言われています。
リッキーガット症候群や腸カンジダ感染症を患っている方は、SIBOとIBSも発症している可能性が高いそうです。
下記でIBSの疑いがあるか簡単にチェックすることができますよ。
https://alinamin-kenko.jp/navi/check.php?key=kabinseityou
SIBOとIBSの改善のために取り組んでいること
SIBOとIBSの改善のためには、まず食事の見直しをする必要があります。
ここからは、実際に私が治療のために取り組んでいる改善方法について紹介していきます。
FODMAP食を試してみよう!
SIBOとIBSを改善していく上で深く関わってくるのが、FODMAP(フォドマップ)という食事療法です。
FODMAPとは発酵性のある糖質のことを言い、下記のものは高FODMAPに分類されています。
F=発酵性、
O=オリゴ糖 フラクタン、ガラクトオリゴ糖
D=二糖類、ラクトース(乳糖)
M=単糖類 フラクトース(果糖)
P=ポリオール、ソルビトール、キシリトール
本来は体に良いとされる食物繊維やオリゴ糖、糖質ですが実はその食事がSIBO、IBSの悪化に繋がっていることがあります。
そのためSIBO、IBSを患っている方はこの高FODMAPのものを控えて低FODMAP食に変える必要があるのです。
高FODMAPに分類される代表的な食材にはパン、りんご、にんにく、玉ねぎ、豆乳、絹ごし豆腐などがあり、低FODMAPにはお米、お肉、お魚、じゃがいも、苺などが含まれています。
SIBO、IBSと診断されていない方でも常に胃腸が張って苦しい方や便秘、下痢が続いている方は低FODMAP食を試してみるのもよいかもしれません。
高FODMAPと低FODMAPの詳しい食材については、こちらの記事で紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
胃腸に良いと食べていたものが余計悪化させていただなんて。
SIBOとIBS:原因は1つではないかも
現在私は、リッキーガット症候群と腸カンジダ菌感染症を患っており治療をしています。
カンジダ菌除去サプリメントを服用したり、遅延型アレルギーで反応が出た食材を控えたりしていたのですが、なかなか胃腸の膨満感が治まりませんでした。
1番酷かった時よりは改善が見られたのですが、ある日リッキーガット症候群、腸カンジダ菌感染症だけが原因ではないのではないかと疑い始めたのです。
そこで調べていくと私の症状と似ているSIBOとIBSについて知りました。
先生にも「遅延型アレルギーのものを控えても膨満感が続く場合はSIBO、IBSも併発している可能性が高いですね」と言われ、その可能性も考えてSIBO、IBSの改善が期待されている低FODMAP生活を始めることにしたのです。
小腸内細菌異常増殖と過敏性腸症候群のまとめ
SIBOやIBSは主に自律神経と食生活の乱れ、過労、ストレスが大きな原因だと言われているため、改善するためにはこれらを発散して整えていく必要があります。
私は胃カメラをしても異常が見当たらずずっと原因不明の吐き気とお腹の張りで悩んでいましたが、SIBOとIBSが原因だと知りショックでしたが治療法が見つかり嬉しかったです。
SIBOとIBSの改善のためにはFODMAP食が良いとされていますが、その食材が自分の体に合っているかどうかは試してみないと分かりません。
まずは何週間か高FODMAPの食材を控えてみてお腹の調子が落ち着いたら、一つずつ食材を試してみて自分の体に何の食材が合わないのか探してみましょう。
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