オーソモレキュラー療法を実際にやっている人の声を聞きたい!
一般の血液検査と違いどんなことが分かるの?
現在私はオーソモレキュラー栄養療法という治療をしています。
今から約1ヶ月前に3回目の血液検査をしてきたのですが、この検査で何の栄養素が不足しているのかどんな疾患があるのか知ることができました。
ここからは栄養療法で受けた3回目の血液検査の結果について、数値も公開しながら紹介していきますので、ぜひお手持ちの血液検査の結果と見比べてみてください。
現在オーソモレキュラー栄養療法を受けています
オーソモレキュラー栄養療法は体に不足しているビタミンやミネラルなどの栄養を補給していき、病気の予防や治療を行っていく医療のことです。
西洋医学で使われる薬を使わず食事の見直しやサプリメント、漢方薬を用いて病気の根本にアプローチしていきます。
私は約9年もの間、原因不明の体調不良で悩んでいたのですが、かかりつけの病院の紹介で栄養療法に詳しい今の主治医と出会うことができ、そこから私自身も栄養療法について日々勉強するようになりました。
「検査しても異常がないのにずっと体調が悪い」「薬を飲んでいるのに効果を感じない」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
栄養療法を始めて3回目の血液検査の結果を発表します
こちらが栄養療法を始めて3回目に行った血液検査の結果になります。
そしてこちらが解析表です。
この解析表を見ると前回に比べてあまり良い結果でないのが見て分かり、特にAST(アミナーゼ)、中性脂肪、総タンパク質、総コレステロールの数値が下がっていて、自律神経のバランスを表す顆粒球の数値が高くなっているのも分かります。
- AST(アミナーゼ)
前回 21
今回 19 - 中性脂肪
前回 60
今回 37 - 総タンパク質
前回 7.5
今回 7.0 - 総コレステロール
前回 174
今回 166 - 顆粒球(自律神経等)
前回 57.8
今回 70.5
前回の検査から改善が認められたものにはLDH(乳酸脱水素酵素)がありました。
また前回検査項目にはなかったのですが、前々回と比べて改善が見られたものに血清鉄があります。
- LDH(乳酸脱水素酵素) 前回 139 今回 148
- 血清鉄 前回 56
今回 131
今回の血液検査で以前改善されていた数値が少し悪化しているのが分かり、この検査結果を見て主治医からは交感神経が過剰に興奮していることが大きく関係していると言われました。
また知らずしらずのうちに遅延型アレルギーのものを摂取していたことも原因の一つだと考えられています。
この検査の採血は遅延型アレルギー検査を受ける前に行ったものです。
遅延型アレルギー検査は海外に血液を送るから、結果が出るまでに約1ヶ月かかるんだよね。
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栄養療法・改善点
ストレスを溜め込まないように吐き出す
交感神経が過剰に興奮していると消化吸収能力が下がってしまうことがあり、その影響で吸収障害が起こり鉄・タンパク質・ビタミンB・亜鉛などが欠乏していると考えられています。
毎日サプリメントを摂っていますが吸収障害が起こっていると、その栄養も上手く吸収することができなくなってしまうため効果が半減してしまうのです。
主治医からは「物事の捉え方を変えるように意識してみてください」と言われました。
栄養療法をしていると食事制限や辛い症状で思うように食べられないことが増えてくるのですが、そういう時「何で食べられないの!?」と気分が落ち込んでしまうことがあり、そのストレスがまた体調不良となって体に現れてきて悪循環になるのです。
医師にそのことを話すと「思うように食べられない」と気に病むよりも「今は腸を休ませてあげる時だとプラスに考えるようにしていきましょう」とアドバイスを頂きました。
この思考を意識して続けていくことで考え方のクセを直すことができ心に余裕が生まれ、高ぶっている交感神経を少しずつ鎮静させることができるのです。
ボーンブロススープの摂る回数を増やす
ボーンブロススープ(骨だしスープ)とは鶏ガラや野菜などを煮て取り出したスープのことで、このスープには腸内壁を修復する効果がありリッキーガット症候群の改善にも期待されています。
私はこのボーンブロススープを以前から摂るようにしていたのですが、もっと効果を上げるために量を増やすことにしました。
いくら良質な栄養を摂っても腸内環境が乱れていると上手く吸収することができないため、まずは食事で腸を整えてからだと思ったのです。
腸内環境が悪いといくら良い栄養を摂っても吸収されないんだね。
遅延型アレルギー検査の大切さ
今私にはすごく後悔していることがあり、それは「もっと早く遅延型アレルギー検査を受けていればよかった」ということです。
血液検査の費用が高く値段を聞いて躊躇してしまいすぐには受けなかったのですが、なかなか治療が思うようにいかなくなっていたこともあり検査をすることを決めました。
日本ではあまりこの血液検査は認知されていないのでアメリカに送って解析してもらう必要があり、そのため結果が出るまで約1ヶ月近くかかるため、待っている期間中にも知らずしらずのうちにアレルギーのものを摂っていることがあるのです。
そうなると腸壁が再び傷つきリッキーガット症候群を悪化させてしまう場合があります。
何がアレルギーか早く分かっていれば、ここまで結果が後退することもなかったのではないかとすごく後悔しているので、もし今遅延型アレルギー検査しようか悩んでいる方がいたら一度受けてみるのも良いかもしれません。
栄養療法・3回目の血液検査の結果発表と治療の流れについてのまとめ
オーソモレキュラー栄養療法は体に不足している栄養素をサプリメントや食事から補いながら、病気の予防や治療を行っていく医療のことです。
栄養療法を始めて3回目の血液検査でしたが、改善した数値もありましたが全体的に見ると後退しているものの方が多かった印象だったので正直ショックでした。
ですがこの血液検査をしたことで新たに原因と改善点を見つけることができたので、今はストレスを溜め込まないようリラックスを心掛け一つ一つ目の前のことに取り組んでいきたいと思っています。
栄養療法は前進、後退を繰り返しながら少しずつ良くなっていくものなので、根気強くゆっくり治していきましょう。
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