検査しても異常ないのにずっと体調が悪くて困っている
死別と離別が体に与える影響って?
心理カウンセリングってどんなことやるの?
現在私は心理カウンセリングを受けているのですが、かかりつけのクリニックから「この息苦しさは心理面からきているかもしれませんよ」と言われたことがあります。
実際に心理カウンセリングを受けてみると、原因不明の体調不良と過去の辛い出来事との間に深い関係があることが分かったんです。
では心理カウンセリングと体調不良にはどのような繋がりがあるのでしょうか?
ここからは、長年苦しんでいた原因不明の体調不良と心理カウンセリングとの関係について紹介していきます。
私が初めて心理カウンセリングを受けて感じたことや診療の流れについては、こちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひ合わせてご覧ください。
心理カウンセリングと体調不良の深い繋がり
結論から言うと体調不良の原因は過去に起きた出来事がきっかけで、そのとき上手く感情を処理することができずに現在まで引きずっているからなのです。
私の場合は死別にあたるのですが、なぜその過去の出来事が今になって体調不良となって現れたのか詳しく紹介していきます。
人生の中で1番ショックが大きいのは死別と離別
心理カウンセリングを受けていた時「人生の中で1番心身にダメージがあるのは死別と離別です」だと心理カウンセラーの方が教えてくれたのですが、繋がりの深かった人→友人→両親(家族)の順番で受けるダメージが大きく変わってくるのだそうです。
数年前に死別や離別を経験された方で、今原因不明の体調不良で悩まれている方はいませんか?
もしかしたらその原因不明の体調不良は、過去の死別や離別の悲しみや苦しみといった感情が上手く処理できていないからかもしれません。
この感情が上手く処理できていないと、下記のような症状が体にあらわれる場合があるそうです。
- 頭痛
- めまい
- 息苦しさ
- 動悸
- 倦怠感
- すぐ疲れる
- 消化機能障害
- 食欲不振
上記の症状はほんの一部で人によって出る症状が異なり、こういった症状が出る方の特徴は悲しくても気丈に振る舞ったり、自分の感情を抑えて周りを優先してしまう我慢強い人が多いと言われています。
でも症状があるからと検査をしても心理面からきている場合「異常なし」と言われるため、原因不明の体調不良が続き心身ともに辛くなってしまうのです。
そのため「どうして検査しても異常ないのに体が思うように動かせないの?」と自分を責めてしまいます。
まさか数年前の出来事が今の体調不良と関係があるとは誰も思いませんよね。
大切な人と心のお別れをする
私は数年前に大切な人と死別をしたことがあるのですが、そのことをカウンセラーの方にお話すると「今日はその人とお別れをしましょう」と言われました。
故人との大切な思い出はそのままに、私が私の人生を生きていけるようにお別れをするのです。
自分の目の前に亡くなったその人の姿を思い浮かべて、辛かったこと・苦しかったこと・悔しかったことを思いつく限り言っていきます。
「もっと話したかった」
「もっと一緒にやりたかった」
「一緒に行きたかったところあるのに」
「何でもっと○○できなかったんだろう!」
故人のことを思いながら話していると辛くなり涙が出てくるのですが、この心理カウンセリングでは今まで抑え込んでいた感情を開放して、自分と向き合う必要があるので我慢せずにどんどん涙を流していきます。
私は思いっきり泣こうと約1時間ほど泣き続けたのですが、この時の頭の中では亡くなった時の姿やその時の状況が鮮明に出てきました。
自分としてはその過去の出来事を受け入れたつもりでいたのですが、それは自分がそう思おうと必死になっていたのだと気づき、心身に無理をさせていたことに対して反省したのです。
もう我慢しなくていいんだよ。
よく頑張ってきたね。
我慢せずに思っていることを何でも吐き出して
今度は故人に向けて今まで言えなかったことや伝えたかったことなどを吐き出していくのですが、この時感謝の気持ちだけでなく文句があれば遠慮せずに言っていきます。
とにかく自分が今まで溜め込んでいた言葉や感情を相手に伝えるんです。
「今までありがとう」
「あなたの存在に救われたよ」
「あの態度や言葉すごく傷ついたよ」
「何であの時〇〇って言ったの!?」
私は我慢していた気持ちを吐き出していくうちに気持ちが少しずつ軽くなっているのが分かり、また「辛い、悲しい」という感情から「ありがとう。私も頑張るね」という前向きな気持ちに心が変わっていっていることに気づきました。
やはり良いことだけでなく嫌だったことや辛かったことまで吐き出していくので、言っている時腹が立ったり苦しくなったりするのですが、そこを乗り越えると肩の荷がおりたように気持ちがスッキリしていきます。
心理カウンセリングが終わってみて
心理カウンセリングは約1時間半あったのですが終わった後、ドッと体が重くなっていて歩けないほどだったのですが、それだけ知らない間に我慢していたんだと今回初めて気付くことができました。
体はとても疲れていたのですが気持ちはとてもスッキリしていて、心理カウンセリングが終わって家に帰ってから故人のことについて夫とお話をしたのです。
以前までなら故人の話をすると胸が苦しくなって途中で話せなくなっていたのですが、心理カウンセリングを受けてからは純粋に「故人との思い出」を話せるようになっていました。
また心理カウンセリングの時に思いっきり泣いたからか、その時の辛い光景を思い出しながら話をしていても涙が出なくなっていたんです。
我慢は心と体を壊してしまいます。
悲しい時は思いっきり泣いて、嬉しい時は思いっきり喜んで。
まずは素直に感情を吐き出すように意識してみてくださいね。
心理カウンセリングと原因不明の体調不良の繋がりについてのまとめ
心理カウンセリングと原因不明の体調不良には過去の出来事が深く関係していることが分かりましたが、みなさんは上手く感情を処理できているでしょうか?
私の体調不良は上手く感情処理ができていなかったことが原因で、自分の気持ちを我慢して抑え込んでいたことが今となって体に出たのです。
心と体は繋がっているとよく言われますが、まさか過去の出来事が体調不良となって出てくるとは誰も思いませんよね。
今回の心理カウンセリングでは自分の抑えていた感情や言葉を我慢せずに吐き出していったのですが、そうすると今まで我慢していたものが一気に出るので心身に負担がかかります。
心身に無理をさせないように心理カウンセリングを受けた日は、ここまで頑張ってきた自分を褒めてあげその時我慢した分ゆっくり過ごすようにしましょう。
もしご家族の中に心理カウンセリングを受けられた方がいたら、そっと優しく見守ってあげてほしいなと思います。
\いい香りで自分を癒してあげよう/
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