パニック障害で美容院が
怖くて行けない
どんな美容院を選んだの?
体験談を聞きたい
パニック障害を抱えている方で、美容院に行くのが怖くてできないという方はいませんか?
私はパニック障害になって不安感と息苦しさといった症状が頻繁に起こるようになり、その影響から1人でお出掛けすることも運転することもできなくなってしまいました。
美容院に行って髪を切ったり染めることもできなくなってしまったので、発症してからは家族にお願いして家で髪を切ってもらっていたのです。
ですが「このまま克服できないのは辛い」と思い、先日約2年ぶりに美容院へ挑戦してきました。
パニック発作が出ないか心配ですごく緊張しましたが、無事に髪を染めることができました。
ここからはどのようにして美容院を克服することができたのか、パニック障害の方でも安心して受けられる美容院の選び方・施術中の流れについて紹介していきます。
パニック障害:突然美容院に行けなくなりました
私は約9年前にパニック障害と診断を受け1人で外出するのが怖くなり、バスや電車に乗ることもできなくなってしましました。
この状況から脱却したいと思い数年前から栄養療法・漢方治療・心理カウンセリングを受けており、そのお陰もあって少しずつ症状も落ち着いてきて先日約2年ぶりに美容院へ挑戦することができたのです。
ここからは2年ぶりに行った美容院での流れについて紹介していきます。
パニック障害と診断されるまでの流れ、治療や検査の方法などについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
パニック障害を克服:美容院～当日の様子～
事前に電話で予約して行ったのですが、当日が来るまでずっと毎日ソワソワしていて｢もし当日になって急に行けなくなったらどうしよう｣と不安を感じていました。
何とか気持ちを落ち着かせることができ、予約していた時間の1時間前には身支度を済ませ、家族にお願いして美容院まで送ってもらうことにしたのです。
予約する時本当はカットとカラーの両方をお願いしたかったのですが、2つすると3時間コースになるため体が心配だった私はカラーのみの2時間半コースにしました。
美容院は以前通っていたところではなく、女性の方が1人でやられているアットホームな雰囲気の美容院を選んで行ったのです。
席について早速私は心配しているパニック発作のことについてお話をしたのですが、美容師さんは笑顔で｢全然気にしなくていいですよ｣｢何かあったら遠慮せずに話してね｣と言ってくれました。
昔パニック障害だと人に打ち明けたことがあったのですが、その時｢何か面倒くさそう・何が怖いのかよく分からない｣と言われたことがあります。
その影響でカミングアウトすることが怖くなっていたのですが、美容師さんのその言葉に救われました。
パニック障害を克服:施術中の会話について
カラーは約1時間半あったのですが、施術中ずっと美容師さんが話しかけてくれていました。
事前に｢あまり体調のこと気にしないようにした方がいいよね｣と言ってくださっていたので、私の気を反らせるためにいっぱい会話をしてくれたのだと思います。
そのお陰もあり、不安感も動悸も出ることなく施術を受けることができました。
私はこのお姉さん(美容師)凄いなと感じたところがあって、それは会話する時はしっかり話すけど静かにしたいと思った時はそっとしておいてくれるところです。
会話を楽しみたい人・ゆっくり雑誌を読みたい人・会話が苦手でそっとしておいてほしい人など色んな方がいると思うのですが、お客さんに合わせて対応している姿を見て素敵だな思いました。
パニック障害を克服:洗髪の時
シャンプーの時顔に水がかからないようにカバーをするのですが、ここの美容師さんは｢かけても大丈夫？｣と声をかけてくれました。
もしお湯が熱かったり、カバーで息苦しいと感じた時は我慢せずに美容師さんへ伝えましょう。
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美容院の選び方
カットやカラーは拘束時間がどうしても長くなってしまうため、周りからの刺激を受けやすくなってしまいます。
ここからはパニック障害の方でも安心して施術が受けられるように、美容院の選び方について紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
個室のある美容院を選ぶ
私はパニック障害だけでなくHSPという気質を持っており、視線や声・音・光に対して過剰に反応してしまうためすごく疲れてしまいます。
この悩みを解消するために個室がある美容院に変えてみたのです。
個室にしてからは周りの話し声や視線が気にならなくなり、落ち着いて施術を受けることができるようになりました。
お家サロンを選ぶ
パニック発作が心配という方は、今はやりのお家サロンを選んでみてはいかがでしょうか。
私が行っているところは女性が1人で経営されているお家サロンのため、音楽もうるさくなくゆったりとした空間で施術を受けることができるので心地よかったです。
美容師さんに持病のことを伝える
私は髪を染めてもらう前に、パニック障害のことについて話そうと決めていました。
｢急に息苦しくなって施術を止めてもらうことがあるかもしれません｣と言うと、美容師さんは｢大丈夫だよ!そういう時私はどうしてあげたらいい?｣と質問をしてくれました。
嫌な顔をされるどころか｢そういう人今多いよね｣と寄り添ってくれ、今までそういう経験がなかったのですごく嬉しかったです。
最初に不安や心配なことを打ち明けておくと体調が悪くなっても大丈夫だと思うことができるため、気になる方は話してみるのも良いかもしれません。
パニック障害:美容院を克服するために
パニック発作を一度味わうとまた同じことが起きるんじゃないかと不安に思って、行動範囲が狭まったり今までできていたことが出来なくなることがあります。
私はその一つが美容院で施術中にパニック発作が起きたらどうしようと思い、怖くてずっと行けなかったのですが2年ぶりに克服することができました。
これから挑戦してみようと考えている方は、まず落ち着いて受けることができる1対1の美容院を選んでみると良いかもしれません。
また不安に思っていること、こうして欲しいなどの心配事やお願い事があれば遠慮せずに伝えてみてください(^^)
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