転院先を決めた私たちは、新幹線に乗って県外にある不妊治療専門クリニックへ行きました。
片道新幹線で約1時間の場所で、2人で話しながら過ごしていたらあっという間でした。
駅からは徒歩で約5分。
クリニックに着いてまず驚いたのは患者さんの人数。
待合室の椅子が空いていないほど、患者さんが多くてビックリしました。
転院先を調べていた時多いだろうなとは思っていましが、ここまでとは思いませんでした。
マイナンバーカードを提示した後は、診察の順番が来るのを待ちます。
呼ばれるまでに約5時間かかりました💦
ここのクリニックでは個人情報を隠すために、携帯に「診察室◯番にお入りください」とメールが届くシステムになっています。
メールが届き、カウンセリング室というところへ案内されました。
まず始めに看護師さんに、過去の治療内容が書かれている資料を渡しました。
看護師さんは一通り目を通すと、私たちに質問をしてきました。
「顕微授精を受けたいということでよろしいですか?」
「手術された経験はありますか?」
「不妊治療されてどのくらいですか?」
「どこまでの治療をご希望ですか?」
「何か持病はお持ちですか?」
こちらは一部ですがもっとたくさん事細かく質問をされました。
そして看護師さんから「前の病院でされたと思うのですが、もう一度ご主人の精液検査をします。そして奥様にはAMHと甲状腺ホルモンの検査を受けていただきます」と言われました。
AMH検査はアンチミューラリアンホルモンの略で、卵巣の中に残った卵子の数を調べる検査になります。
この数値が低ければ低いほど、採れる卵子の数が少なくなってきているということです。
甲状腺のホルモン(TSH)の数値を見て、正常範囲内であるかチェックをします。
この数値が高いと不妊の原因になったり、受精率が低下することがあるそうです。
私は血液検査に、夫は採取ルームに移動しました。
その1~2時間後。
私たち2人の検査結果が出ました。
診察室に入り担当医師から説明がありました。
「まず旦那さんから。確かに精子無力症で間違いないですね。量も数も運動率も良くない状態です。これは顕微授精ではないとまず妊娠は難しいです。この数値だったら人工授精せずに顕微授精を勧めるのですが、人工授精5回やられてるんですね」
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