精神薬(SSRI)を飲んで出た
副作用を知りたい
離脱症状ってどんな感じ?
私は数年前パニック障害と診断を受け治療のために、パキシルという精神薬を飲んでいた時があります(今は断薬しています)
ですが薬を飲んでも体調は良くならず日が経つにつれて悪化していき、最終的には寝たきり生活になり1人で外出することもできなくなってしまったのです。
そこから栄養療法という治療法に出会い体調は少しずつ回復していったのですが、今でも薬を飲んでいた時のことを思い出し辛くなることがあります。
それは薬の副作用と止める時の離脱症状の過酷さです。
ここからはパニック障害の治療で飲んでいたパキシルの副作用と離脱症状について紹介していきます。
パニック障害を発症したきっかけは?
私がパニック障害を発症したのは高速道路のトンネルの中でした。
高速道路を運転中トンネルに入った瞬間、突然何とも言えない不安感が押し寄せてきて手足が震えだし息も吸いづらく呼吸も思うようにできなくなり、気が朦朧としてきたのです。
動悸もあり心臓がドッドッドッともの凄い速さで打っているのが分かり、これは危ないと路肩に車を止めてすぐ運転を代わってもらい急いで病院に行き検査をしたのですがどこの病院に行っても異常なしで片付けれてしまいました。
そして口を揃えて医師が言う言葉は「精神科に行ってください」というもので、全然相手にされず仕方ないと思った私は近くの精神科に行き、ここまでの経緯を説明していきました。
すると先生から「パニック障害ですね。お薬を出しておきます」と言われ、パキシルという精神薬を処方されまずは1ヶ月間様子を見るために飲むことになったのです。
今まで精神薬を飲んだことがなかったので少し不安に思っていたのですが息苦しさ、動悸、不安感が治るならと飲むことを決めました。
パニック障害でよく処方される
薬の一つです。
私が体験した精神薬(SSRI)の副作用
パキシルを飲み始めて最初に感じた副作用はめまいでした。
立っていても横になっていてもフワフワとしためまいがあり船に乗っているかのような感じで、その他にも頭痛、吐き気、生理不順といった副作用が出てくるようになり日常生活がままならないくらい悪化していったのです。
中でも1番酷かった副作用は吐き気で、胃が常に気持ち悪く食欲も低下し食べられない日が多くなっていき、食べてもうどん3口かゼリーぐらいでどんどん食べられなくなり体重も減ってしまいました。
これは良くないと医師に相談しましたが「そのうち副作用も落ち着いてくる」と言われただけで何も解決せず、日が経っても悪化していくばかりで私はセカンドオピニオンをして別の病院に映ることを決めたのです。
そこの医師に事情を説明すると「パニック障害ではなく低血糖症だと思われます。パキシルを飲んでいても良くならないですよ」と言われました。
私はこの言葉をきっかけに、食事制限と運動を取り入れながら低血糖症の治療と断薬をしていくことになったのです。
精神薬(SSRI)の離脱症状
私は約4年間パキシルという薬を服用していました。
一気に減量すると離脱症状が強く出ることがあるため、医師と相談し様子を見ながら少しずつ薬を減らしていこうということになったのですが、それでも薬を減らしていく時の離脱症状は凄まじいものでした。
薬を減らして2日目までは軽い頭痛ぐらいだったのですが、4日目には今まで感じたことのないくらい強いめまいが起こるようになり、その次の日には体に電気がビリビリっと流れているような不快な症状も出てきて耳鳴りも起きるようになったのです。
その後も吐き気や体の震えが襲ってきましたが、飲む量を減らしたり薬の量を戻したりしながら少しずつ減薬をしていきました。
完全に断薬するまで約1年かかりました。
パニック発作=低血糖!?
現在私はパニック発作を改善するために、オーソモレキュラー療法(栄養療法)という治療をしています。
私がかかりつけている医師は、パニック障害(パニック発作)の背景には栄養欠乏が隠れていると考えています。
実際に詳しく血液検査をすると栄養欠乏が多く見られ、機能性低血糖症も見つかりました。
この機能性低血糖症は、食後の血糖値が急降下した時に息苦しさやめまい、不安感といった症状を引き起こします。
パニック発作とよく似ていますよね。
私の担当医は栄養療法の観点からみると「パニック障害(パニック発作)=低血糖症」だと考えています。
パニック障害の背景には心理面が大きく関わっていることもあるので、カウンセリングが必要になる場合もあります。
私は栄養療法と心理カウンセリングを受けているのですが、少しずつ体調も落ち着いてきて過ごしやすくなってきています。
【パニック障害】精神薬を服用して体験した副作用と離脱症状のまとめ
薬は合う人にとっては、生活の質の向上や日常生活を支えてくれる大切なものです。
ですがめまいや吐き気といった副作用が強い場合は、飲み続けていくのは辛いですよね。
治療をしていて何か疑問や不安なことが出てきたら、遠慮せず医師に相談されてください。
そして不信感があれば、セカンドオピニオンをするのも一つの方法です。
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