栄養療法をしている人は
どんな食事をしているの?
摂らない方がいい
食べ物って何?
パニック発作や低血糖
副腎疲労の症状が出て辛い
私は、パニック発作と低血糖症・副腎疲労の治療のために栄養療法を行っています。
そこで先生から今までの食事を見直してほしいと言われ、栄養療法の観点から見た摂りたい食材と控えたい食材について教えてもらい毎日の食事で実践しているのです。
栄養療法はまだあまり日本では認知されていないので馴染みがないと思うのですが、実際に栄養療法を行っている人はどのような食事をしているのでしょうか?
ここからは副腎疲労・パニック発作・低血糖症を抱えている私が、治療のために控えている食材と意識して摂っている食材について紹介していきます。
栄養療法:治療のために控えている食材と意識して摂っている食材
私は今砂糖や小麦が使われている食べ物を一切摂らないようにしており、その他にも乳製品やソーセージなどの加工品・きのこ類・カフェインなども控えています。
なぜこの食材を控えているのかその理由も合わせて紹介していきます。
栄養療法:控えてほしい食材
牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品を摂らない
私は栄養療法の担当医から牛乳やヨーグルト・チーズなどの乳製品を摂らないようにしてくださいと指導がありました。
乳製品にはカゼインと呼ばれるものが含まれており、これを多量に摂ると腸の粘膜を傷付いてしまい腸内環境が悪化し体に影響が出ると言われています。
私の場合腸カンジダ菌感染症とリッキーガット症候群を患っているので、これは絶対に控えてくださいと指導を受けました。
栄養療法を始める前の私は毎日のようにヨーグルトや牛乳・チーズを食べていたのでいきなり摂らないようにしてほしいと言われた時はすごく辛かったです。
牛乳やチーズは洋食を作る時必ずと言っていいほど入っているので、どうやって使わずに作ることができるのか悩みましたが今は豆乳を代わりに使うようにしています。
小麦、砂糖を制限する
小麦に含まれるグルテンは多量に摂取すると、腸壁が炎症を起こし腸内環境を悪化させてしまう場合があるそうです。
精製された砂糖には血糖値を急上昇させ血糖値スパイラルを起こす恐れがあると言われているため、機能性低血糖・腸カンジダ菌感染症がある私は小麦と砂糖を控えるように言われました。
またカンジダ菌は糖を好んでどんどん増殖していくため、腸カンジダ菌を除去するためには必ず制限しなければなりません。
もし完全に治りきる前に摂取するとまたカンジダ菌が増殖して振り出しに戻ってしまうため、少しぐらいなら大丈夫だろうと油断せずに小麦や砂糖が入っているものは注意深くチェックしています。
パンやお菓子だけではなく醤油やポン酢・焼肉のタレなどの調味料から、増粘多糖類や果糖ぶどう糖が含まれているジュースにも極力こだわるよう気をつけるようになりました。
ハム、ソーセージなどの加工食品を摂らない
ハムやソーセージ・冷凍食品などの加工品には、多くの添加物や砂糖が含まれています。
これらを毎日のように摂取していると腸内フローラのバランスが崩れ悪玉菌を増やし便秘や下痢・胃腸障害などを引き起こしてしまう場合があります。
腸内の炎症を起こすことにも繋がるので加工食品を控えるように言われました。
ハムやソーセージ以外にもコンビニ弁当・スーパーのお惣菜・ファーストフードなどもあるのですが、これらの食材の中にどれだけ添加物や砂糖が入っているのか皆さんは知っていますか?
スーパーに行かれた際、ソーセージとハムの原材料名のところをチェックしてみてくだださい。
ハムとソーセージを作るのに、こんなにも添加物が必要なのかとその数の多さに驚くと思いますよ。
きのこ類と酵母を控える
腸カンジダ菌感染症を患っている私はカビや酵母が含まれているきのこ類、ナッツ、味噌、麹などを控えるように指導を受けました。
カンジダ菌はきのこと同じ真菌に属しておりパンを作る時に使われるイースト菌の一種で、腸内でカンジダ菌が増殖している時に同じ真菌の食べ物を摂ってしまうとカンジダ菌の増殖を加速させてしまうのです。
そのため腸カンジダ菌が異常増殖している場合には、同じ真菌の仲間であるきのこ類や味噌・麹などを控える必要があります。
きのこ類やナッツなどはTVや雑誌でも健康に良いと紹介されていたので、私は毎日のように食べていたのですが今の私の腸の状態では逆効果だということが分かったのです。
食事指導を受ける前まではこちらの食材を毎日食べていて朝は味噌汁で味噌やきのこを使い、甘いお菓子の代わりに午後の3時のおやつとしてナッツを食べていたのでショックでした。
ですがこの話を聞いて世間で良いと言われているものが、自分にとっても良いものだとは限らないということが分かりとても良い勉強になったので嬉しかったです。
きのこ、ナッツ、味噌も体に良いと思って食べていたのでカンジダ菌には良くないと聞いてショックでした。
カフェインを摂らない
副腎疲労を患っている私は、カフェインを摂らないように指導を受けました。
カフェインには副腎を刺激してコルチゾールというホルモンを出すように促す作用があるのですが、副腎疲労の状態でカフェインを摂ると副腎がホルモンを出そうと過度に働いてしまうため余計症状を悪化させてしまいます。
頭が働かないからといってコーヒーを飲んでいる人、エナジードリンクを毎日何本も飲んでいる人は副腎からのSOSかもしれません。
カフェインを摂ってから数時間は頭が冴えて活動量が増えるかもしれませんが、カフェインが抜けると一気に疲労感がドッと出て動くのも億劫になってしまいます。
私は先生からこの状態が長く続くと副腎が過度に疲れてしまい、体(内蔵)の機能が正常に働かなくなってしまう恐れがあると言われました。
そのため副腎疲労になってからはコーヒーが飲みたくなった時、カフェインレスのコーヒーを選ぶようにしています。
栄養療法:摂ってほしい食材
オメガ3系の油を摂る
先生から「オメガ3系の油を摂るようにしてください」と言われ、反対にトランス脂肪酸と呼ばれるマーガリン・ショートニング・サラダ油などは控えるように指導を受けました。
オメガ3系の油にはエゴマ油・シソ油・亜麻仁油、ココナッツオイルなどがあり、私はこれらを温野菜やスープに入れて摂るようにしています。
トランス脂肪酸は血液をドロドロにし動脈硬化や内蔵脂肪を蓄積させてしまうと言われているため、血液検査で実年齢より血管年齢が高いと診断された私はオメガ3系の油以外摂らないように気をつけるようになりました。
良質なビタミン、ミネラルを摂る
みなさんはビタミンやミネラルを何から摂っていますか?
市販のパックで売られている野菜ジュースやコンビニのサラダ、カット野菜などから摂っているという人もいるのではないでしょうか。
「1日分の栄養をとれる!」とよく書かれてありますが熱処理をして加工する時、野菜やフルーツの本来持っている栄養素が取り除かれ少なくなっていると言われています。
そのため切ったり洗ったり少し手間はかかりますが、十分な栄養を摂ろうと思ったらお店で加工されていない野菜や果物を買ってお家で食べる方が良いのです。
栄養療法から見た摂ってほしい食材と控えてほしい食材のまとめ
砂糖や小麦・乳製品や加工品を毎日のように食べていると腸内環境が乱れ知らない間に副腎が疲れ果ててしまい、体のあらゆる機能が働かなくなってしまうことがあるのです。
私たちの身体は毎日の食事で作られているため、何を食べるかが重要になってきます。
食事内容を一気に変えようとすると大変なので、まずはお菓子やパンなど毎日食べていたものを3日に1回に減らしたり、量を調整しながら試してみると生活に取り入れやすくなるかもしれません。
薬を飲んでも病院にかかりつけていても体調が良くならないと悩んでいる方は、ぜひ一度どんな食生活をしているのか改めて振り返ってみてください。
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